47日間の旅が終わった
【46日~47日目◆12年10月24日(水)~25日(木)◆Madrid➔成田
6時30分起床。トレンオテルの食堂車で朝食。
やはり寝不足気味だ。熟睡感はまったくない。列車ホテルとはいうものの、アルベルゲのベッドのほうがまだ寝心地はいいな。
▼食堂車。今、6時55分。ほかにお客はいない。
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▼朝食はこんなもんだ。
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マドリードのチャマルティン駅に着いたのは定刻の8時2分。これから先は、飛行機の座席に座るまで油断禁物だ。海外の慣れないひとり旅で最も緊張する時間の始まり。
駅前からはタクシーでマドリード・バラハス国際空港へ。降りるときメーター料金以外にお金を請求された。事前にネットで情報を得ており、こいつが空港発着料金というやつか、とすんなり払う。たしか5ユーロぐらいだった。
▼夜明け前のタクシーは快適に走り、マドリード市内を抜けていく。観光もせずに素通りだが、いずれまた。
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第1ターミナルに入る。8時32分。駅から空港まで順調そのもの。モスクワ経由成田着のアエロフロートロシア航空便は11時25分発だ。あと3時間もあるから、仮にトラぶっても余裕しゃくしゃくというところ。
▼首都マドリードの国際空港だけに人は多い。
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ロシア航空のカウンターでチェックイン。リュックを預け、ようやく身軽になる。ショルダーバッグだけの軽いこと。
スペインに来るときはリュックを機内に持ちこんだ。買うときから持ちこめるギリギリの大きさのリュックを選び、紐でしばりあげてダブつきをとり、見た目をスマートにしたら、問題なくOK。それもこれも、ロストバゲージがコワいからだ。ロシア航空の評判はあまりよくなかったし。
でも、帰りとなれば話は別。万が一紛失しても、保険で買い替えればすむ。貴重品はショルダーバッグに入れて機内に持ちこむからね。
保安検査も出国審査も問題なし。それほど時間もかからず、搭乗ゲートまで来てしまった。こんなに順調でいいの?
いいんだよ。それだけ旅に慣れたということだ。
▼マドリード・バラハス国際空港。天気は下り坂のようだ。これまでのクセで空の様子が気になってしまう。
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30ユーロほど残っていたお金は、ちょっとしたお土産を買って使い切った。リュックから出しておいた円札を財布に入れ、帰国の準備完了。さあ、帰るとするか。
マドリード発11時25分➔モスクワ着18時10分
モスクワ発20時00分➔成田着(翌)10時20分
飛行機はトラブルもなく、ほぼ予定どおり成田に到着した。
9月9日に日本を出発してから47日目、10月25日にわたしのサンティアゴ巡礼の旅は無事に終了した。 (完)
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