がん再発をふせぐ大脳生理学的免疫療法 | ||
医学が進歩したおかげで、多くの人が初発のがんを「なくす」ことができるようになりました。 わたしもそのひとり。ただし「なくす」といっても、それは「治癒」ではなく「寛解」という状態です。 寛解とは、治ってはいないが病状が安定している状態、ということです。 がんの場合、寛解になればあとは治るのを待つだけ。何もすることはありません。 こうなると不安がつのりますね。再発の不安です。治療後5年間再発しなければ、ようやく完治ですから。 5年は長いです。その間は息をひそめ、再発してくれるな、と祈るのみの生活になります。 息をつめ、びくびくと毎日を生きる――これはがんにいちばん悪い生き方でしょう。 免疫力をあげ、再発しようとするがんの芽を退治しなければいけないのに、逆に免疫力はどんどん低下します。 どうしたらいいの? 不安な毎日を送っていたわたしを救ってくれたのが「大脳生理学的免疫療法」でした。 簡単にいえば「生きがい療法」というもの。 生きがいをもつことによって、人は不安から解放され、充実した日々を過ごすことができる――。 この考え方には救われました。たちこめていた霧が吹きはらわれ、目の前にすばらしい眺望が広がったかのようでした。 生きがいとは……人それぞれ、なんでもいいのです。わたしの場合は、やっぱり「癒しを与えてくれる旅」ですね。 体とこころを癒してくれる、そんな風物を求めて気ままな旅に出かけています。 |
沖縄・宮古島 歩いて一周100キロ ―――――――― ◆2012年1月 |
わたしにとって、沖縄のいちばんの魅力は、冬がないということです。 現地に住んでいる人は、そんなことはない、冬はやっぱり寒いよ、とコタツにもぐりこんでいます。 でも、寒さぎらいのわたしには、沖縄の人がコタツにもぐりこむ寒さなんて、まるで春の陽気に感じられます。 冬の盛りの1月、避寒と称して、沖縄の宮古島を一周してみました。寒さのストレスがないと、体がゆるんで開放されるのがよくわかります。 がんと闘っている身には、とてもありがたい旅でした。 |
沖縄の浜茶&山茶 ――――――――――――――――――――――― ◆2010年10月 |
沖縄には癒しスポットがたくさんあります。 浜辺の茶屋=浜茶は、知る人ぞ知る有名癒しスポットで、沖縄ツウの人から「一度は行ってみなさいよ」とすすめられる場所です。 沖縄の聖地めぐりで歩き疲れ、ちょっと行ってみました。評判どおり癒されました。 浜茶の近くには山茶もあります。ここではお昼ごはんを食べました。 |
露天の湯けむりを通して緑の木々や青い空を見ていると、のんびりゆったり極楽往生の心地よさです。 還暦を過ぎてがんを患った隠居暮らしには、温泉が天国にも思えてきます。ストレスと無縁の時間は、がん養生にいちばん効き目がありそう。カミさんとともに露天めぐりを楽しんでいます。 |
●2010年に訪ねた温泉&宿 01勝山温泉 ヴィラ勝山アヴェール 02熱海温泉 ウオミサキホテル 03千倉温泉 夢みさき 04山梨温泉 冨士屋ホテル 05熱海温泉 アタミシーズンホテル 06湯河原温泉 山翠楼 07熱海温泉 金城館 ●2011年に訪ねた温泉&宿 15稲取温泉 銀水荘 16熱海温泉 古谷旅館 17伊東温泉 青山やまと 18河口湖温泉 湖山亭うぶや ●2012年に訪ねた温泉&宿 23伊豆長岡温泉 三養荘 |
08伊香保温泉 福一 09西伊豆土肥温泉 玉樟園新井 10四万温泉 積善館 11湯ヶ島温泉 落合楼村上 12裂石温泉 雲峰荘 13西伊豆土肥温泉 明治館 14堂ヶ島温泉 アクーユ三四郎 19南房総鴨川温泉 鴨川館 20伊豆長岡温泉 三養荘 21修善寺温泉 渡月荘金龍 22西伊豆土肥温泉 ホテル喜代治館 |
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Last modified 2013/05/27 | みきかノート/がんになってからのこと |