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◆フリーの編集者
わたしの仕事は雑誌や本の編集。フリーでやっているので、いわゆる自由業というやつだ。生活は不規則で、酒・タバコは放せない。根をつめる作業も多く、世代的にも典型的な仕事人間。がんになる条件はそろっていた。ただし、その自覚はまったくなかったが。
◆還暦
わたしの誕生日は1947年11月21日。だから、12月28日のがん告知は、還暦を迎えて約1か月後のことだった。60歳は、まさにがん年齢だ!
◆喉のつかえ感
食道がんの自覚症状のひとつに、食べ物をのみ込むときのつかえ感がある。わたしの場合、とくに水気の少ないもの(パンやおにぎりなど)を急いで食べると、ウッとつまって、水、水ということがけっこうあった。
それが気になっていたので、年に一回受ける人間ドックは内視鏡のコースを選んだ。実は過去2回、同じような経緯で胃カメラを飲んでいる。そのときは異常なしだったが、3度目の正直ということで、がんが発見された。
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