創業400年の歴史
格式のある温泉旅館でした。創業400年とか。伊香保という由緒ある温泉の、そのなかでも歴史を誇る旅館に泊まれたのは嬉しい限りです。温泉も名湯。露天に屋根がなければ満点でしたが、まあ、いうことなしですね。
黄金の湯と白銀の湯を比べれば泉質の違いは歴然。内湯ではこの2種類の温泉を楽しめました。
なんでも黄金の湯は子宝の湯として知られているとか。万葉集にもその名が登場するほど有名なのもそのあたりの効能を求めてのことなのでしょうか。万葉の世といえば千数百年も前。由緒正しい名湯です。
ちなみに白銀の湯は平成8年に開発された新しい源泉ということで、黄金の湯に比べればまったくの新参者です。そう思うせいか、それなりのお湯感でした。
湯けむり温泉
露天めぐり
08湯―伊香保温泉
禁酒の身はつらい。隠居の身もまた……
こんな名湯に入れるのもすべてカミさんのおかげ。隠居の身では、ただただ感謝感謝。で、食事時にはビールをすすめ、次はワイン? それとも冷やでキューッと一杯?――なんてことをしております。私は禁酒の身の上ですから、どうせ飲めませんしね。
それでも最近はノンアルコールビールなんてのが流行ってまして、ときにはそいつでお相伴するのですが、やっぱりまずい。本物にはかないませんな。お湯もお酒も本物に限るという当たり前のオチになりました。