★★訪湯者★★★★★
★さそり座の男62歳。隠居の身です。
★おとめ座の女57歳。家計を支えるために身を粉にして働いています。
★たまに子供や孫が同行することも。
★★評価基準★★★★
評価は4段階です。
◎=すごくよい
○=よい
△=普通
×=だめ
独断と偏見で決めていますので、悪しからず。総合評価は★5つが最高です。
★★露天度★★★★
露天風呂の定義をどうするかにこだわりがありまして、普通とはちょっと変わった採点法です。
というのも、露天の風呂といえば、露天になくちゃ、というわけですよ。
では、露天とは。
国語辞典では「屋根のないところ。野外。野天 (のてん) 」とあります。
つまり、露天風呂には屋根があってはいけません。それがこだわりというわけです。
で、
優=屋根なし
良=半分ぐらい
可=全面屋根
としています。
青天井の開放感は何ものにも代えがたい快感です。そんな露天風呂を探し歩いていきます。.
02 熱海温泉 2010年2月20~21日訪湯
ウオミサキホテル 静岡県熱海市和田町7-2 一泊料金 8800円
温泉=△ 露天度=良
食事=△ 部屋=○ 接客=△ 総合=★★☆☆☆
温泉といえば熱海、熱海といえば温泉――とだれもが答える湯けむりの街に行ってきました。
ウオミサキホテルは熱海港に面した部屋数69室の小ぶりなホテルです。
露天風呂はホテルの最上階にありました。熱海港が真下に見え、左手には熱海の街が広がっています。お湯につかっていると潮風が心地よく吹きぬけていきます。お湯もちょっと塩辛く、海辺の温泉ですね。泉質は塩化物泉。
チェックインをすませたらすぐにお風呂へ。広い湯船をひとり占めできるのは、この時間帯だけです。海風はまだ冷たいですが、温まった体にはそれが爽快に感じられました。
プールのような大露天風呂。熱海の海と街が一望できるホテル最上階にあります。初島や大島行きの定期船が眼下を通りすぎて行きます。
海から湧き出る温泉
「あたみ」という地名は、その昔は「阿多美」と書いたそうですが、海から熱いお湯が湧き出たことから「熱海」というようになったとか。
温泉地としての熱海の名は江戸時代ごろにも有名だったようで、徳川家康も来湯したと伝えられています。今なら東京からだと電車や車であっという間に着きますが、家康なんぞは行列を従えて粛々とやってきたのでしょうね。あるいは海路という手もありですか。
夜景
この日の宿泊は6階。夜景が見事でした。
3大夜景といわれる眺めがあります。函館、神戸、長崎の3か所です。でも、熱海のこの夜景はそれらに劣らないまばゆさだと思います。といっても実は3つともまだ見ていないので、本当のところはわかりませんが。
そういえば世界3大夜景というのもあります。イタリアのナポリ、中国の香港、日本の函館。自慢じゃありませんが、このうち香港の100万ドルの夜景は三十数年前の新婚旅行で見てきました。
となると、そうか、あと2つ見れば世界の超夜景を征服したことになりますね。函館には温泉もあるし、ナポリにもスパがありそう。これは調べてみなくちゃ。
熱海城はとんでもない城です。日本の歴史に熱海城というのは存在しないのですよ。つまりこのお城は現代の建物でした。天守閣風建築物というもの。昭和34年の建造です。今回初めて知りました。この年になってただただ無知を恥じるばかり。
錦ヶ浦。絶景ですがこの名前で連想するのはどうしても自殺ということ。昔は怪談話も多々あったそうです。
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