湯けむり温泉  露天めぐり
01 勝山温泉  2010年1月16~17日訪湯
   
ヴィラ勝山アヴェール 
 千葉県安房郡鋸南町大穴247-2   一泊料金=14.700円
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評価
露天風呂=(雰囲気は◎だが鉱泉の沸かし湯なので)
食事=  部屋=  接客=  総合★★★★
 今回訪れたヴィラ勝山アヴェールは南房総の安房郡鋸南町にあります。県道から少し入った山の斜面に造られたプチホテルで、小じんまりした隠れ里の温泉といった雰囲気の宿でした。
 着いたのは3時すぎ。ほかのお客さんがほとんど到着していないこの時間が、貸切露天風呂のベストタイム。一番乗りで入れました。
 午後の陽ざしをあびてのんびりお湯につかれば、まさに天国の気分です。遠くに南房総の海を望み、露天風呂のすぐそばは木立の斜面になっており、自然を身近に感じる露天風呂です。
 梅がちょっとだけ花をつけていました。
★★訪湯者★★★★★
さそり座の男62歳。隠居の身です。
おとめ座の女57歳。家計を支えるために身を粉にして働いています。
たまに子供や孫が同行することも。


★★評価基準★★★★
 評価は4段階です。
  ◎=すごくよい
  ○=よい
  △=普通
  ×=だめ
 独断と偏見で決めていますので、悪しからず。総合評価は★5つが最高です。


★★露天度★★★★
 露天風呂の定義をどうするかにこだわりがありまして、普通とはちょっと変わった採点法です。
 というのも、露天の風呂といえば、露天になくちゃ、というわけですよ。
 では、露天とは。
 国語辞典では「屋根のないところ。野外。野天 (のてん) 」とあります。
 つまり、露天風呂には屋根があってはいけません。それがこだわりというわけです。
 で、
  優=屋根なし
  良=半分ぐらい
  可=全面屋根
 としています。
 青天井の開放感は何ものにも代えがたい快感です。そんな露天風呂を探し歩いていきます。
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貸切露天風呂。6~7人は十分に入れる大きさ。予約制で無料です。お客さんが少ないときは入り放題。


檜の露天風呂
 客室には、檜の露天風呂が付いています。竹矢来が巡らされ、うん、これはなかなかおもむきのあるお風呂です。
 右奥の竹矢来が切れて光が入っているのがわかると思いますが、これは外が見えるように細工してあるのです。そこから眺めると海が望見できるのでした。
 ちょうど夕方。太陽が沈む様子がよく見えました。これを造った人はいい仕事をしてますね。

大露天風呂
 大露天風呂は時間によって男女が入れ替わります。午後から夜にかけての一番いい時間帯は女性、朝が男性となっており、この宿も女性優先なのでした。
 最近の温泉はだいたい女性を優遇しているようで、財布の紐を握り、年老いてますます元気になる女性パワーはコワいものなし。

月見の間
 8畳の客室。右奥の竹矢来の部分に客室付の露天風呂があります。月見の間とは風情のある名前です。泊った日は残念ながら月が見えませんでした。

隠れ里の温泉
 ヴィラ勝山がある鋸南町は、その昔、石橋山の合戦に敗れた源頼朝が小舟で脱出し、命からがら流れ着いた地と言われているそうです。海から少し入った山林は隠れ潜むには絶好の場所。そのころから温泉があったのなら、この隠れ里で頼朝も命の洗濯をしたのでしょうね。そういえば「頼朝の隠れ湯」と名付けられたお風呂もありましたよ。

ヴィラ勝山の入り口。
廊下の奥が頼朝の隠れ湯。
客室への裏側入り口。

南房総の温暖な気候の中で水仙が花盛りでした。散歩気分でぶらぶらと歩くにはかっこうの水仙ロードでしたよ。

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