●摂取サプリメントの検討

*サプリが必要なわけ
 がん患者のほとんどは栄養不足→ゲルソン療法では不足分を3リットルの野菜ジュースで補う→現実には不可能→そこで天然のサプリが必要となる
*サプリは栄養価の高い食物
 薬ではない、という認識が必要。
*盲点なのが消化・吸収と腸内免疫
 プロバイオティクスが重要。

 以上を前提とし、今、使っているサプリを個別に検討する。

★eCNCR(cancer support formula=がん治療をサポートする処方)
 免疫系の強化に効果があるといわれる成分を高濃度でバランスよく配合したサプリ。
 360粒=9870円 1日12粒=329円/日
 *結論:食事による栄養摂取が完璧だと思えるまで続ける→2012年までの3年間

★eプロバイオミン
 白血球数(リンパ球数)、貧血、体温、便秘を著明に改善させる。
 *結論:約8か月の使用で効果が感じられなかったので中止。

★ビタミンC
 重要性はわかる。ただ、1日3gの摂取で体内濃度は飽和に達するので、それ以上の服用はムダ。CNCRで3000mgあるので、あとは食べ物からとれば十分だろう。
 *結論:中止

★オメガ3
 必須脂肪酸=オメガ3系(αリノレン酸、EPA、DHA)とオメガ6系に分かれる。その違いは以下のように説明される。
 
 私たちには必須脂肪酸(オメガ3系もオメガ6系もいずれも)が必要なのですが、特に日本人の場合、オメガ6系は通常の食事でほぼ充足しているのでオメガ3系を積極的に補う必要があります。
 肉にはアラキドン酸などのオメガ6系の不飽和脂肪酸が多く含まれています。したがって肉を多く摂取しすぎるとオメガ6系の不飽和脂肪酸が有意に増え、体内ではプロスタグランジンE2などの産生が増えることになり、がん細胞の増殖・転移、腫瘍血管の新生などを促進したり、がん細胞のアポトーシス(細胞死)を抑制したりする可能性も増えます。
 いっぽう、魚を摂取すると、魚に多く含まれるDHAやEPAなどのオメガ3系の不飽和脂肪酸が増え、逆の作用で、がん細胞の発生や再発・転移を抑えることになるのです。
 上記の点で、肉よりも魚に軍配があがりますが、過剰に魚を摂取することにも厳密に言えば問題がないわけではありません。それは1つには昨今の重金属汚染などの問題があるからです。したがって、安全にオメガ3を摂取するには、天然サプリから相当量を摂取することは意義のあることだと思います。
*結論:魚は解禁しているので食事からの摂取でOKとして、中止

★ビタミンD
 最近、ビタミンDが強力な抗がん作用をもつこと、また、免疫応答の重要な調節因子として働いていることを示す証拠が、数多く見つかってきている。ハーバード大公衆衛生大学院は、「毎日最低でも1000IU(単位)のビタミンDを摂取する必要がある」と勧告している。
 CNCRは1000IUあるので、これで十分と判断。
 *結論:中止

★ビタミンE
 e−クリニックの情報を見てもそれほど上位にきていない。
 結論:中止

★メラトニン
 結論:円高でもありほかにはないサプリなので継続。

 検討の結果、継続するのは、eCNCRとメラトニンの2種類になった。