青 爺 残日録 脳梗塞よれよれ日記【009】
アテローム血栓が原因?
◆2017年03月18日(土) 発症10日目
 今日、新しい薬を処方された。
 「バイアスピリン錠100mg」(*注1参照)と、胃酸を抑制する「ラベプラゾールNa錠10mg」の2剤だ。

 バイアスピリンは「抗血小板剤」。血小板による血液凝固作用を抑制する薬だ。ということは、わたしの梗塞発作の原因が「アテローム血栓性」だったことを意味する。

 第003回や第007回で書いたように、アテローム血栓性脳梗塞で、血管を詰まらせる血栓をつくるのは、血小板の凝固作用。その作用を抑制し、固まりにくくするのがバイアスピリンというわけだ。

 うむ、これまで行った検査で、どうやら結論が出たようだ。まあ、詳しい話は来週聞けるだろう。

 入院直後から今までは「ヘパリン」(*注2)を点滴して、血液凝固に備えてきた。
 ヘパリンは「抗凝固薬」で、血液をサラサラにして血栓をつくりにくくする薬。1時間に1ccという超スローな点滴で、入院してから24時間ずっとだから、いいかげんウンザリしていたのだ。

 血液サラサラの服用薬が処方されれば、ヘパリン点滴もなくなる。やっと解放されるのだ。嬉しい限り。

 ちなみに、バイアスピリンと同時に処方されたラベプラゾールNa錠は、バイアスピリンの胃へのダメージをやわらげ、胃を保護するための薬だという。


 薬を持ってきてくれたこの日の看護師は男性(名前を確認しなかった)。彼が耳寄りな情報をもたらしてくれた。なぜ、MRIがすぐにできなかったのか、についてだ。

 理由は、わたしのペースメーカーは、植込まれてから日が浅いからだという。その場合はMRI検査ができないと決まっているらしい。

 え、えっ。どういうことかわけわかんないよ。
 たしかに植込んでから9か月しかたっていない。日が浅いといえば浅い。だけど、そんな注意事項があるなんて、手術した医師からは聞いていない。

 MRI対応のペースメーカーですよ、と言われ、よかった、よかった、何かあればMRI検査ができるし、これで安心、で終わっていた。まさかそんな制限があるなんて。

 どげんもなら~ん、と言いたいところだが、ま、くわしいことは来週、F先生の面談のときに聞いてみよう。                     【009・アテローム血栓が原因? 了】

◆参考データ
*注1 バイアスピリンについては下記サイトで。
*https://druginformation-clinic.com/bayaspirin/

*注2 ヘパリンについては下記サイトで。
*http://for-guests.com/heparin-sodium-10136/
Homeへ

Contents
【001】アッ!ろれつが回らない
【002】梗塞とは細胞壊死のこと
【003】アテローム血栓性脳梗塞
【004】
ラクナ梗塞は15mm以下
【005】心原性脳塞栓症はコワイ
【006】
MRIは検査なしになった
【007】
脳梗塞の黒幕は動脈硬化
【008】
退院できない眠れぬ夜は
【009】
アテローム血栓が原因?
【010】医者の怒声が響いた面談
【011】心臓までおかしくなった?
【012】助けて! 深夜の心臓異変
【013】入院生活ともオサラバなり
【014】MRI撮影は認定病院のみ
【015】ペースメーカーは異常なし
【016】MRIで脳梗塞が見つかった
【017】頻脈の大波小波に翻弄!
【018】ラクナ梗塞という十字架
【019】


サイト運営の青爺より
68歳でペースメーカーを
植込んだ隠居じ~さんが、
69歳で脳梗塞の発作で倒れ、
どげんもなら~んと大パニック。
救急車で運ばれた先では
なんとも不可解な治療を受け、
良くなったのか悪くなったのか。
ホントにどげんもなら~ん!









サイト訪問者















青 爺 残日録 ◆Home へ   ◆次記事「010・医者の怒声が響いた面談」へ

【001】アッ!ろれつが回らない
【004】ラクナ梗塞は15mm以下
【007】脳梗塞の黒幕は動脈硬化
【010】医者の怒声が響いた面談
【013】入院生活ともオサラバなり
【016】MRIで脳梗塞が見つかった

【002】梗塞とは細胞壊死のこと
【005】心原性脳塞栓症はコワイ
【008】退院できない眠れぬ夜は
【011】心臓までおかしくなった?
【014】MRI撮影は認定病院のみ
【017】頻脈の大波小波に翻弄!
【003】アテローム血栓性脳梗塞
【006】MRIは検査なしになった
【009】アテローム血栓が原因?
【012】助けて! 深夜の心臓異変
【015】ペースメーカーは異常なし
【018】ラクナ梗塞という十字架